2009年5月8日金曜日

John Lowe→Mercury→T-Arrow


John Loweの短さと、にもかかわらずの投げやすさに驚いていたけれども、、他の方のblogなど見ていたら、このJohn Loweをお手本にTrinity(現Tripleight)のMercury(後のM2)が開発され、さらにそれをベースモデルにT-Arrowが開発されたそうです。さらにいえばZEROはmercuryの16gモデルだったそうで。
C995のJohn Loweと比較すると、
John Lowe 全長31.5mm×最大径7.4mm×18g
Mercury 全長37.0mm×最大径7.4mm×20g
T-Arrow 全長37.0mm×最大径7.4mm×18g

M2 全長36.0mm×最大径7.4mm×18g
ZERO 全長35.0mm×最大径7.4mm×16g

となります。
最大径は同じで全長がいずれもJohnLoweよりも延長されています。
JohnLoweは持ってみると後ろのテーパー、刻みのない部分をグリップする形になるため、そのグリップ部分を延長して、その部分にMercury、M2、ZEROは幅広リングカットを、T-Arrowはシャークカットを加えて、いずれも前重心としたバレルみたいですね。
M2、ZEROはMercuryの軽量モデルとして、全長を切り詰めてあるモデルですね。

縮尺を揃えて6モデル並べてみると、確かによく似ています(上からC995 John Lowe、Mercury、T-Arrow、旧ZERO、現ZERO、M2)。
前の刻みがウィングカットになった現ZERO以外、いや現ZEROも刻みの長さ自体はJohn Loweとほぼ同じ。John Loweのみ6連リング、その他は5連リングとしています。

刻みから後ろはJon Loweが刻み無しでテーパーがバレルエンドまで続きます。Mercury、T-Arrowの最後のカットまでがJohn Loweのバレルエンドとなっているので、Mercury、T-ArrowはまさにJohn Loweのテーパーに刻みを追加してバレルエンドを延長したモデルと言うことが出来ます。
Mercuryのばあい後ろが伸びた分だけ前重心モデルとなっているわけですね。
新旧ZERO、M2も最後の刻みとJohn Loweのバレル後端が一致し、図らずも、いや図ったのかルーツがよく分かる形状となっているわけです。

この同縮尺図を元に自分の現在のJohn Loweのグリップと比較すると、自分はカットの無くなった部分を丸々親指と人差し指で挟んで投げるので、Mercuryは、大きなリングカットのところを挟んで投げることになりますが、T-Arrowの場合はシャークカットの始まる前の部分からグリップポイントになって、親指位置がカットのない部分とシャークカット部分と両方に掛かることになります。
シャークの部分だけを持ちたいから、とグリップポイントを後ろにずらすと、John Loweの場合ちょっと後ろに動きすぎです。
そのため、John Loweだとぎりぎりティップに掛けられる中指がT-Arrowだと掛けられないことになってしまいます。
そのため、ぼくはT-Arrowはうまく投げられないんですね。
ちなみにZEROの場合T-Arrowにおけるグリップポイント、つまりシャークの真ん中にテーパーがきつくなった部分があるため、強制的にそこをグリップするようになっており、ショートバレルながら、T-Arrow同様に中指がティップに掛けられない。

これはMercury以降のモデルを谷内太郎という長身の選手をプレイヤーとして開発している以上、170cmのぼくと手の大きさも違うわけですから当然出てくる事な気がします。

こうやって比べてみるのもおもしろいものですね。

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