Dart Style nu WORK003到着

Dart Styleのオリジナルバレル・nu WORK003が届きました。

「Dart Style(ダートスタイル)」は、新宿東口・アルタ裏辺りにある小さなダーツショップです。
大型店と違って、渋谷の「BAT" DARTS」、「darts collection shibuya」等大型店に比べれば、そんなに品揃えが豊かなわけでもなく、活気に満ちているわけでもありません。どっちかといえば脱力系のお店。

ただここは、
・バレルの切削を行ってオリジナルのカットを作ってくれたり、
・ネジ切りもしてくれて、精度の悪い海外製バレルの精度を無料で高めてくれたり、
・レザーブランド・C,C,BARを展開していたり、
・LUCY曜日というオリジナルフライトの作成だけではなくオーダーでも作ってくれたり、
とオリジナル製品の展開にとても熱心なお店なのです。
自分フライトとプレゼント用のダーツ以外買ったことはないのですが…。

今回購入したバレルのブランドの解説は以下の通り。

「nu（ニュー）」は、ダートスタイルが独自に企画、開発した新ブランドのダーツです。
バレルメーカーが多数存在する昨今、nuは以下のブランドコンセプトによって成り立っています。

1.初心者から上級者まで、およそ全てのプレイヤーがメインウェポンとして活躍させることができる。
2.ミニマムなデザインでマキシマムな性能を持つ。
3.「どこぞの何モデル似」という考えを一切排除し、常に「新しさ」を求める。
4.バレルはファッションではなく、あくまで性能である。
5.「バレルは消耗品である」という考えに基づき、求めやすい価格帯を実現させる。

バレルに固有の名は存在しておらず、全て「workXX」と表されます。
「work」には「仕事」「研究」「道具」「作品」の意味が込められています。

今回購入した「nu WORK003」は、こんなモデル。

nu独自の新機能として「エターナル・デュアル・エッジ」を採用。
リングカット全てに45度の傾斜をつけることによって“痛くない”且つ“手離れの良い” グリップを実現。
リリース時バレルに伝わるエネルギーのロスが少なく、小さな力できちんと飛ばすことの出来るバレルなので、女性にもお勧めしたい次世代スタンダード・バレル。





Dart Style nu work3
　7,999円(エスダーツ)

Tungsten90%
Length : 35.0mm
Max Width : 7.8mm
Minimum Width : 5.7mm
Weight : 16.5g(barrel only)

先月購入したPUMA Budを試投した時に、いつもの前重心だけでなく、センター重心、そして短めの後ろ重心も投げてみたのですが、その中でもnu WORK003は出色の出来でした。
その時は後ろ重心だと思っていたのですが、これはバレルの短さ(35mm)により受ける印象によるもの。
ダートスタイルに問い合わせてみたところ、バレル単体でセンター重心とのことでした。
ただし、バレルが短いのでシャフトの重さに引っ張られて重心は結構後ろ目に感じられます。後ろ半分にだけ入った刻みを持ってグリップしても、ボクの持ち方である中指ティップ掛けがしっかり出来、そして後ろ重心(ホントはセンター)がなせる技で最後までバレルの重みを感じながら投げられる。
さらに刻みも手離れがよく滑らず、掛からず。

キワモノ感が強くBudをそれ以上に気に入ってしまったため、購入には至りませんでしたが、非常に気になるモデルでした。
上記コンセプトのうち

3.「どこぞの何モデル似」という考えを一切排除し、常に「新しさ」を求める。
5.「バレルは消耗品である」という考えに基づき、求めやすい価格帯を実現させる。

5.の求めやすい価格帯かどうかは、8000円という価格帯を国産90%タングステンモデルよりも安い、と捉えるか、外国産ブランドならばもっと安い価格で90%モデルが入手できる、と考えるかで評価の分かれるところですが、3.の「どこぞの何モデル」にも似ていない、まさにオリジナリティあふれるデザインとその投げ味は、まさにダートスタイルの意図するものでしょう。



先行モデル、刻みが無く、極端なテーパーでグリップが決まるWORK001、長めの後ろ重心という独特のスタイルのWORK002が猛烈な勢いで生産完了となった(WORK002は最近再生産がありましたが…)ことを考えると、今のうちに買っておかないと、あとから「やはり欲しかった」となっても手遅れになってしまう…、と考えて、初投げから1ヶ月ほど経ってエスダーツで注文してしまいました。

Budを購入する前に候補に上っていたTRiNiDAD Gomez(やんまーモデル)、Oscar(MIHOモデル)、Marco(もっちモデル)、PRISMA Bear、Barracudaという5モデルを差し置いて。
もっとも、Gomez、OscarのGomezはMitsubachiのリングカット版っぽい、Oscarは短いBud(というかBudが長いOscar)っぽい、さらに2モデルともセッティングセンターで、バレル単体では若干の前重心。
ここのところBudのどセンター重心に惚れている(とはいえ飛びがよくなく無反応バウンスアウトが多いのは玉に瑕)こともあり、投げてみても購入には至らなかったかな、と。
さらにPRISMAの2モデルは見た目のとおり、前重心。BearはMitsubachiとも完全にかぶるデザインなので、こちらも実際投げてみてもどうだったか…。
最後のTRiNiDAD Marcoですが、これ、多分投げてみたら、Oscar以上にBudに似ているんじゃないかな、と思います。細めのBud(というかBudが太めのMarco)。ということで、WORK003を買ってよかったんだ、と自分に言い聞かせてます。

今のところ、Budが自分に合っていて、ダーツ再開後Budが手慣れるまでに4.42まで下げたRt.は1ヶ月弱で5.43まで上げ、スタッツ50が打てなくなっていた01で60をキープするのが普通になり、クリケも大波小波で1.7～1.8位に低迷していたのが2.0はキープ、3後半も打てるようになってきて、年初5.5位まで上げた時に、目標に掲げたBフラなんて言葉が遠くかすんでいたのが、再び現実の目標として設定できるようになってきていますので、今バレルを変えることは考えていません。
ダーツ仲間・accyのアドバイス通り、メンタルで投げられないだけで、トータルすれば投げることが出来ている間は、変えずにBudを投げ込んで、立ち直るきっかけを与えてくれたBudでBフラになりたいと思っています。

なにせ、1月の広島出張でつかんだ好調は2ヶ月ともたず、2月に瞬間風速で5.50を記録したモノの、その瞬間から雪崩を打つように下がり始めた調子で、

2月5.41→3月5.26→4月5.04→5月5.05→6月4.87→7月4.83→8月4.71

と着実に下がり続けていたレイティング。
e-Bullsの4月のハウトー4位、6月のハウトー準優勝に紛れてはいたものの、TIGAのMitsubachiから5ヶ月でDMC FalconACUTE、STARGAZER CYGNUS、PEGASUS、MONSTER LIGHTNING、もらい物ではありますがZERO Type-02Tと、自分が投げれないのをバレルのせいにして次々と実に5種類、月に1セットペースでダーツを買うという無茶ぶりを続けてきた僕のダーツを、正しい方向に戻してくれたダーツですから。
ちなみに購入後は先週末に落としただけで、上がり続けています。ま、上がったってCCなんですけどね。おかげさまで「嘘CC」と言われるようにもなりましたし。

ところで過去トピを洗ってみたのですが、調子を落とし始めた5.50まで上げた次のダーツって、バネバグース吉祥寺店だったのですね。
セグメントが新しくなったライブ台で、それまで使っていたUSアトミックポイントが全然刺さらなくなり、リップに変えています。しかも台間の狭いバネ吉でさらに左側に壁のある一番端の台(一番奥の島は3台あるうち左右は壁がとても近いのです。右側は背中に壁を背負うので気にならないんですが左側は目の前が壁なので投げにくくて仕方ない。これ以降、一番左に案内されそうな時は待ってでもそれ以外で投げます。)に案内され、調子を狂わせた上に、右側の台が空いて移動した後に来た客が、酔っ払って野球投げする女がいたり、さらに701が100円に値下げ！と聞いてハアハア言いながらコインを入れたら、なんと10Rだったりという、とかくメンタルを痛めつけられたところから始まっているようです。
考えてみるとぼくが調子を落とすのはいつもバネ吉。こないだ下げた時もバネ吉だったし、あの暗さがよくないんでしょうか？ちなみにその1ヶ月後、なんとか持ちこたえていた5定着から陥落したのもバネ吉で。

そして5月の半ばからは本格的なスランプに突入。
ブルは取れるものの入らなくなるととことんダメで、テークバックをすればするほどずれるような気がしてテークバックしないフォームに改造したり（これは今もそうです）。
クリケでは取れていたので、それほどガタッとは落ちなかったのですが、とにかくひどかった。
入らなくなる病は、骨折でダーツをお休みするまでつきまとい、骨折した日に「なんかつかんだ？」と思ったところだったんですよね。


細長いボックス。この中にバレルが…。


スリーブを開けたらさらに箱。


箱を開けるとバレルのみが3個並んでました。シンプル。


見た目以上にコンパクトです。とてもホールドしやすいです。