2007年9月4日火曜日

集中講座第3回 重心、そしてシャフトの長さと飛びの関係

バレルの性能を語る面で最もよく人口に上るのが、重心位置です。

前重心のダーツは、力が働くフライトから重心までの距離が離れるのでずれにくく直線的にガスッと飛ばせる分、ちょっとのことでダーツがずれやすくなるんじゃないかと思います。

ただ、このとき、必ずしも前重心を歌うダーツにこだわる必要もないと思うのです。
例えばセンター重心のダーツであっても、ショートシャフトやインビトサイズを使っている人ならより長いミディアムシャフト、はたまたレアではありますがロングシャフトを使えばダーツ全体の重心バランスは前寄りになるので、別に前重心である必要はないとも思うのです。

ちょっと実験してみましょう。

僕のRIPと手持ちのフライトで調べてみました。
重心位置は、先端から重心までの距離、重心バランスは全長を10とした場合ティップの先端から重心までの比率。大きいほど重心は後ろ側ということ。

アルミミディアムシャフト(5g/3本)
全長14.6cm、重心位置5cm 重心バランス3.43
スリックスティック(2g/3本)
全長13.8cm、重心位置4.8cm 重心バランス3.47
ナイロンインビト(3g/3本)
全長13.3cm、重心位置4.7cm 重心バランス3.53

つまり、シャフトが長いほうが重心位置は後ろにずれますが、重心バランスは前に向かうと言うことですね。
シャフトの重さはバレルの16gに対して1本あたり1g程度の差ですから、ほとんど効いて来ないみたいですね。
以上、実験室からでした。

前重心モデルが薦められる要因としては、前が太くなる形状が一般的なので、グリップのしやすさとか、形からくる投げやすさっぽさ?みたいなもので薦められる事が多いんじゃないでしょうか?
ぼくもみんながいいと言うのでHARROWSのASSASSINに手を出したこともありましたが、それほど…でしたので。

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