2008年9月21日日曜日

世界一強い男のダーツ

今年の夏に行われたPDC World Matchplay Darts。
通常の3ゲーム先取のセット制ではなく、10(1回戦)~18(決勝)レッグ先取で争われるダーツトーナメント。

先週からJSPORTSで放映が始まり、第1回放映では、23歳と若手ながら賞金ランキング上位8人で争うプレミアリーグにも出場したエイドリアン・ルイスが同い歳ながら実績に劣るケヴィン・マクダインに破れたりしていますが、今週の放送は、ビッグトーナメントとプレミアにしか出ないのにしっかり賞金ランキングトップに入ってくる、世界一強い男フィル・テイラーの試合でした。

10対6で勝った試合でしたが、その試合で彼が使っていたのは彼のモデルではなく、大ベテランジョン・ロウモデル似のモデル。

これが使用モデル

実はフィル、昨年来の無理なダイエットがたたり、一昨年のチャンピオンシップをレイモンド・ファン・バルネフェルトに奪われて以来、メジャートーナメントはウェイドにマッチプレイとグランプリ、今年のチャンピオンシップをパートにそれぞれ奪われ、いいところがありませんでした。
先述のプレミアも序盤の4戦中3戦を落とすという不調ぶり。

そこで彼が取り組んだのがバレルの変更だったのですね。今までのPURISUTという自身のシグネチャモデルのもともと後ろよりの重心をさらに後ろに移動して、新しいモデルを開発しました。

PURISTの2モデル

しかしそれがうまくいかなかったとなると、今度は前重心の魚雷型モデルであるジョン・ロウのシグネチャモデルを使用。


さらにΣ-oneというunicornの新しいシリーズに、フィル好みのカットを加えたΣ-proをフェイズ4として開発。


さらに、改良を加えて、PHASE5として開発。マッチプレーでの使用に踏み切っているようですね。


マッチプレイの結果はまだ見ないようにしているのですが、日本で放映のないプレミアリーグでは中盤から見事に復活して、優勝を飾っています。
それにしても、ここまでunicornが協力してくれるというのもさっすがですね。

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