2010年6月11日金曜日

Dipper Dartsがヤバイ !!


2年ほど前タングステン70%ダーツをリリースし、低タングステン低価格への流れを作り出したDipper Dartsが既存4モデルのフルモデルチェンジと3つのニューモデルをひっさげてリニューアルです。

ヤバイです。フルモデルチェンジに伴い全モデルタングステン80%にグレードアップ!
なのに価格はわずか180円アップの3,980円。ケース等まで徹底的にコストカットした結果でしょうけど、見た目このクオリティでこの価格はない!チープなダーツ大好きな僕のココロをワシヅカミです。

moA吉祥寺、渋谷BATダーツで実物を投げられる他、エスダーツ、9- darts.jpでも購入可能です。
全体的な共通点を俯瞰すると、
  • タングステン80%、価格は3,980円
  • セット内容はHarrows風のスリムパックケース、シャフト3、オリジナルフライト3、ティップ6
  • ケースはディスプレー用、シャフトは安っぽい、フライトは結構可愛いです。ティップは香港ティップ
  • 刻みはすべて同じ深さ、間隔。薄い刻みで耐久性については心配なところ。



◎alpha:アルファ:α(写真1左上)
スタンダードストレート。最大径をタングステン80%のギリギリの6.4mmに設定。
タングステン80% 重量18g(バレル 16.2g) 全長46mm×最大径6.4mm \3,980

前モデルは全長45mm×最大径7.1mmでリングカットの太めストレートだったのですが、タングステン80%となることで最大径6.4mmと標準的なストレートダーツに模様替え。
カットもスクエアグルーブになり、よりカットの存在感のあるものとなりましたね。
ストレートが好きな方ならば心ひかれるモデルなんではないでしょうか?
試投してみると、ホントに普通のストレートバレルでした。形もそうですが、ストレートであの薄い刻みは非常に辛いです。





◎beta:ベータ:β(写真1右上)
スタンダードトルピード。形状、カットをシンプルに設定したことで素直な飛びを実現。タングステン80% 重量18g(バレル16.2g) 全長40mm×最大径8.3mm \3,980

38mm×7.9mmにリングカットと、 ASSASSINのようなシェイプが特徴だったβは、スクエアグルーブを得て、ずんぐりとしたトルピードシェイプにモデルチェンジ。
8.3mmというかなりの太さがかなりの存在感を持ちそうな第一印象。

形状的にはドンピシャお好みダーツなんですが、問題は太さでした。自分にはおそらくグリップが太すぎるのではないかと思いましたが、試投してみると非常に普通のトルピードというフィーリング。
無感動なほどに素直に飛んでくれます。太さもあまり感じなかったのも好印象です。




◎gamma:ガンマ:γ(写真1左下)
フロントシェイプ。やや後方に重心を持ってくることで下方に落ちずブルに残るバレル。タングステン80% 重量18g(バレル16.2g) 全長40mm×最大径7.7mm  \3,980

8mmもの最大径があった先代gamma2からシェイプアップに成功し、さらにスクエアグルーブになったコイツは、今回もっとも目をひくモデルでした。
前作は、意気込みは感じられるのですが、見た目「カッコヨクナイ」モデルでした。刻みも前方から入り、コンセプトをよく分からないものにしてしまっていましたが、今回はデザインからもコンセプトをよく具現化していると思います。
最大径となる部分はバレル中央よりも後ろ側のマイナステーパーの入ったExplorer的な形状で、後ろ重心へのこだわりが感じられます。
中央部からのスクエアグルーブも持ちやすそうな印象でした。

投げてみると残念ながらかなり癖のある、というか扱いの難しいバレルでした。
後ろ重心の悪いところが出たというか。





◎delta:デルタ:δ(写真1右下)
ノーグルーブ。カットを入れずショートタイプにすることで滑らしながらプレイヤーにおすすめ。
タングステン80% 重量18g(バレル16.2g) 全長 32mm×最大径7.9mm \3,980

38mm×8.0mmという太めトルピード形状だった前作から、John Lowe的なショートトルピード形状となったノーグルーブモデル。正直この形状だと持って投げるのは後端部になるので、そもそも刻みは入らない形状でもあります。
そのため、ノーグルーブに興味がある方なら試してみる価値はあると思いますね。ヌメッとしたタングステンの手触りだけでグリップするのもやみつきになる感触ですよ。

試投してみたら、ノーグルーブはやはり気になりませんでしたが、もう少しテーパーが急ならなおいいと思いました。
普通に投げられるんですけどね。





◎epsilon:イプシロン:ε
ショートダイヤモンド。最大径からバレル後方への角度により力強くリリースできるモデル。
タングステン80% 重量18g(バレル16.2g) 全長35mm×最大径7.9mm \3,980

ここからはニューモデルとなります。
昔使っていたDartstyleオリジナルのnu WORK3を彷彿とさせるショートの菱形形状。
最小限の刻みながら急激なテーパーで押し投げをさせるモデルだと思います。

気になったバレルなんですが、ちょっと合わなかった感じです。良いバレルだと思いましたが、残念。





◎zeta:ゼータ:ζ
ボトルシェイプ。人気のボトルシェイプをシンプルに仕上げたことで初心者から上級者にも扱いやすいモデルに。
タングステン80% 重量18g(バレル16.2g) 全長42mm×最大径7.4mm \3,980

ニューモデル。
今回の7モデルの中ではもっともオーソドックスなモデルですね。全長も最大径も標準的で幅広のカットとボトルシェイプのテーパーで投げさせるタイプのモデルです。
えぐちょモデルだったGROOVEIGHTのJIVEをもう少しテーパーを過激にしたようなモデルですね。
テーパー萌えだった頃の自分だったらメロメロです多分。

投げてみてもホントにJIVEに似たバレルでした。投げ味も、握って細さを感じる点も。よって合いませんでした。





◎eta:エータ:η
ショートトルピード。トルピードモデルをショートにすることで安定した飛びを実現。
タングステン80% 重量 18g(バレル16.2g) 全長35mm×最大径7.9mm \3,980

ニューモデル最後はショートトルピードです。
まさにBETA をぎゅっと縮めたようなモデルですね。これは癖もありそうですが、びたっとはまればすごく良さそうです。
通常のトルピードだと違和感につながるその太さもショートとすることで7.9mmに細くなっていますし、違和感なくグリップできそうです。
ただ、刻みはもう少し後ろまで欲しいかもしれません。

で、結局買っちゃいました。ショートトルピードのeta。
だってものすごく良かったんだもん。
16.2gだけど重さを感じるバランスが絶妙。テーパーの角度もよくて、しっくり手のひらに収まる長さもよい。
価格対比でなくても神矢零と張ります。というわけで買いました。


ということで今回のフルモデルチェンジ。
自分が投げてみたいのは、後ろ重心のgamma、菱形のepsilon、ショートトルピードのetaの3モデルですね。
はっきり言ってここまで個性的なモデルたちが、Harrowsやunicornよりも安い値段で出るって日本てすごい国だなぁ。
7万のバレルがバカスカ売れたり、2万円近いバレルがベストセラーになる一方、こういうバレルもしっかりリリースされるわけですから。
まさにガジェット好きにとっては堪えられない。

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